その他の展示

「各国の搭乗者装備」
Miscellaneous Equipments
WW II Flying Equipments

・帝国陸海軍飛行装備
・アメリカ陸軍飛行装備
・イギリス空軍飛行装備
・ドイツ空軍飛行装備

・Japanese Army Navy
 Flying Gears
・US Army Air Force
 Flying Gears
・Royal Air Force Flying Gears
・German Air Force Flying Gears


帝国海軍大戦後期飛行装備、左より咽喉型送話器、送話器付酸素マスク、片耳式受話器

Japanese Navy Late Type Flying Gears, Throat Mic.,Oxygen Mask with Mic.,Headphone

陸軍飛行装備

帝国陸軍飛行装備、左より受話装置一式、93式飛行時計、送話器

Japanese Army Flying Gears、Headphones, Type 93 Cockpit Clock, Microphone

同各国搭乗者装備

帝国海軍高々度飛行用与圧面
Japanese Navy High Altitude Pressurized Flying Helmet


海軍の高々度飛行用与圧ヘルメットで大戦後期の試製品であると思われる。本ヘルメットについては諸説があり、ロケット機秋水用に開発されたとの話もあるが、当時高々度用航空機、飛行装備の開発は時代の要請であり、その一環とし研究、製作されたと考えるのが妥当であろう。150個ほどが製作され試験使用されたと聞くが真偽は不明である。

帝国海軍高々度飛行用与圧面、左ファイバー製収容箱、右与圧面、本来は呼吸に併せ与圧空気を送り込む「腹巻」が付属している。

与圧面正面、玉の付いた三角形の板は気密を確保するため後頭部、顎部を締め付けるゴムバンドの残骸。

与圧面右側、丸い突起は受話器収容部、コード類は二本、受話器コード及び前面アクリルガラス内に埋め込まれた「曇」取り用電熱線電源供給コード。細いゴム管は与圧面に接続される2本の内の一つ、劣化で接続端子より外れたもの、他の一本は端子と併せ欠落、ヘルメット内の与圧測定用と推測される。与圧面左側、側頭部の丸い金物は与圧調整バルブ、下部は排気バルブ、金物頭部を回し調整する。


ドイツ空軍大戦後期飛行装備
German Air Force Flying Gears

USAAF大戦後期飛行装備
US Army Air Force
Flying Gears

イギリス空軍大戦後期飛行装備
Royal Air Force Flying Gears